公正取引委員会・中小企業庁への相談窓口と調査の流れ
公開: 2026年7月29日
取適法(旧下請法)の運用は、公正取引委員会と中小企業庁が担っています。
発注側として、どのような形で制度が運用されているのかを知っておくと、日頃の対応の心構えにもつながります。
1. 定期的な書面調査
公正取引委員会・中小企業庁は、発注事業者・受託事業者の双方に対して、定期的に取引状況に関する書面調査を実施しているとされています。
調査票が届いた場合、事実に基づいて回答することが求められます。回答内容を偽ることはかえってリスクを高めるとされています。
2. 受託事業者側の相談窓口
受託事業者(下請側)が取引に関する悩みを相談できる窓口として、「下請かけこみ寺」などの相談窓口が全国に設置されています。
発注側は、自社の取引先がこうした窓口にアクセスできる立場にあることを踏まえ、日頃から適正な取引を心がけることが重要です。
3. 調査が入った場合の一般的な流れ
書面調査や相談窓口からの情報提供をきっかけに、公正取引委員会・中小企業庁が発注側に対して報告を求めたり、立入検査を行ったりすることがあるとされています。
問題が確認された場合は、指導・勧告といった段階を経て対応が進むという整理が一般的です。
勧告・企業名公表までの流れの詳細はこちらの記事にまとめています。
4. 発注側として調査に備えておけること
- 発注内容・支払記録を台帳で一元管理し、書面調査に迅速かつ正確に回答できる状態にしておく
- 発注側が確認すべき項目を定期的に見直し、書面交付・支払期日等の運用に不備がないか確認する
- 担当者任せにせず、経営層も取適法の基本的な考え方を把握しておく
5. 注意
本記事は公正取引委員会・中小企業庁の公表資料に基づく一般的な情報の整理であり、法的助言ではありません。
個別の調査対応・法的な判断は、弁護士等の専門家にご確認ください。
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